「自宅(または自宅の一部)を飲食店や旅館に改装したい」「空家、あるいは空家となっている古い建物を再利用したい」
このような場合、例えば飲食店や旅館等として使用する場合、所定の許認可が必要となります。
最近は政府が観光に力を入れているだけあって、大型ホテルに限られず、中小規模のホテルも日本人のみならず外国人の誘致に力を入れております。
しかし、実際問題として新規にビルを建設し、また新規に客を誘致するというのは非常に難しいものです。こういった問題において積極的な活用をお勧めしたいのが、既にある建造物の再活用です。
以前ホテルだったが現在使用されていないという建物を再利用する、というのも一つの方法ですが、ホテル以外の施設を再利用する、という方法も非常に有効な方法です。
例えば地元の古い建物で、維持が困難となっているものは存在していないでしょうか?一般家屋に限られず、建物というのは人が使用しなければ悪くなってしまうものですので、何らかの形で人が使用(居住他、工場のような使用形態も含めて)しなければ維持は非常に困難となります。
このような場合、かつての使用形態(居住、ビジネス使用、宗教施設等)と異なった形で再利用する。これは非常に有効な利用方法です。
とりわけ古い建物ですと、注目度も高く、観光スポットとしての活用度も非常に優れているものがございます。
また、法律上の問題から宿泊所として利用できない場合(*旅館業の許可を取得するには特に周囲の施設に絡む要件がございます)も飲食業等、他業種の再利用方法がございます。
もちろん、他の利用方法もございますが、観光というものをテーマにして再利用というのは一つ利用方法として有効な利用方法といえるのではないでしょうか。
その土地で長く使われた建造物はその土地の貴重な財産です。放置に任せることはもちろん、完全に取り壊してしまうのも非常に残念なことです。また、維持が困難な状況で、荒廃が進んでしまう場合、それを食い止めるのも工夫が必要です。
私自身、大学で歴史を学んでおり、学生時代、地元の図書館にもよく足を運んでおりました。今もときどき図書館で郷土の歴史資料に目を通すことがございます。
その中で、地元の、意外に知られていない貴重な歴史であったり、あるいは全国にぜひ知らせてみたい出来事や製品やイベント、あるいは建造物といったものを思ったよりも多く見かけます。
このようなものを、観光業との連携という方法を通じ、ぜひとも多く伝えていきたいと考えております。